Obsidianの公式配布元を確かめる

最初に確かめるのは、ファイルやアプリの入手先です。公式ヘルプのインストール手順は、Windows・Mac・スマホのどれも公式ダウンロードページか公式のアプリストアから始まります(公式:Download and install Obsidian)。

Obsidianのインストールを4段階で示す縦の流れ図。1 配布元を確かめる(公式ダウンロードページか公式ストア)、2 端末に入れる(Windows・Mac・スマホで手順が違う)、3 最初のVaultを作る(空の保管庫を作るか、フォルダを開く)、4 更新の仕方を知る(アプリ更新とインストーラー更新)を矢印でつないでいる。PLai編集部が作成した模式図で、アプリの実際の画面ではありません。ロゴは描いていません。
編集部作成の模式図で、アプリの画面ではありません。
端末公式ダウンロードページの選択肢
WindowsUniversal
MacUniversal
LinuxAppImage、Snap、Deb、Flatpak
iPhone・iPadApp Store
AndroidGoogle Play、APK

表は2026年11月5日時点の公式ダウンロードページの表示をまとめたものです。FlatpakにはCommunity maintained(コミュニティが保守)と添えられています。Linuxの手順は公式ヘルプにありますが、この記事では扱いません。

ダウンロードページのHTMLを読むと、WindowsとMacのファイルへのリンク先は、どちらもGitHubのobsidianmd/obsidian-releasesでした。2026年11月5日の時点では1.15.0のファイルを指していました。つまり公式ページのボタンを押しても、ファイルそのものはこのリポジトリから届きます。版の番号は変わるので、入れる日にページを開き直してください。

検索結果や広告から入るときは、開いたページのアドレスがobsidian.mdか、ファイルの取得先が上のリポジトリかを見てから押しましょう。スマホでは、ダウンロードページにあるApp StoreとGoogle Playのリンクから開くと、別のアプリと取り違えにくくなります。

Mac版Obsidianの配布ファイルで確かめた範囲

ここに書くのは、2026年11月5日に編集部がMac用の配布ファイル1件で行った確認です。ファイルを読み取り専用で開いて署名を調べただけで、アプリケーションフォルダへのコピーや起動はしていません。ファイルの中身が安全かどうかを判定したものではありません。

確かめた順番と結果は次のとおりです。

確認結果
GitHubの最新リリース1.15.0。DMGは233,228,137バイト
SHA-256の照合手元の値とGitHubの表示が一致
コード署名の検証valid on disk
署名の名義Dynalist Inc.(6JSW4SJWN9)
macOSの判定accepted(Notarized Developer ID)

SHA-256は、ファイルの中身から計算する指紋のような値です。中身が少しでも違えば別の値になります。配布元の表示と一致すれば、手元のファイルは配布元に置かれたものと同じだと言えます。署名の名義のDynalist Inc.は、公式の利用規約に運営会社の正式名として書かれている名前です。最後の行は、macOSのspctlというコマンドで表示した判定です。

Macで同じ照合をしたい人は、ダウンロードしたDMGに対してターミナルで次を実行します。表示されたSHA-256を、GitHubのリリースページにあるファイルの値と見比べてください。

コード・記入例
shasum -a 256 Obsidian-1.15.0.dmg

ファイル名は版によって変わります。ふつうに使うだけなら、ここまでの確認は必須ではありません。社内で配布の手順書を作る人や、入手先を記録に残したい人向けの手順です。Windows版の署名はこの記事では確かめていません。

WindowsにObsidianをインストールする手順

Windowsの手順は、公式ヘルプでは次の4段階です(公式:Obsidianのダウンロードとインストール)。

  1. ブラウザで公式ダウンロードページを開く。
  2. WindowsのUniversalを選び、インストールファイルを保存する。
  3. 保存したファイルを開き、画面の指示に従う。
  4. ほかのアプリと同じ方法でObsidianを開く。

公式ヘルプが書いているのはここまでで、インストール中に出る画面や確認の表示は説明されていません。会社のパソコンで管理者の許可が要る場合は、社内の情報システムの担当者に確認してから進めましょう。

MacにObsidianをインストールする手順

Macの手順は5段階です(公式:Obsidianのダウンロードとインストール)。

  1. ブラウザで公式ダウンロードページを開く。
  2. MacのUniversalを選び、インストールファイルを保存する。
  3. 保存したファイルを開く。
  4. 開いたウィンドウで、Obsidianをアプリケーションフォルダへドラッグする。
  5. ほかのアプリと同じ方法でObsidianを開く。

Universalの意味は、公式ヘルプでは説明されていません。編集部が調べた1.15.0のファイルには、Intel用(x86_64)とAppleシリコン用(arm64)の両方の実行形式が入っていました。

スマホにObsidianを入れる手順(公式資料ベース)

この節は公式ヘルプと公式ストアの表記に基づく説明です。iPhoneとAndroidの実機では試していません。

端末公式ヘルプの手順
iPhone・iPadApp StoreでObsidianを見つけ、入手をタップ
AndroidPlayストアでObsidianを見つけ、インストールをタップ

入れたあとは、ほかのアプリと同じように開きます。Androidは公式ダウンロードページからAPKを入れる方法も案内されていますが、公式ヘルプで先に書かれているのはストアからの手順です。ストアのリンクはApp StoreとGoogle Playで、どちらも公式ダウンロードページから開けます。

Obsidianはノートを端末の中に保存します。複数の端末で同じノートを使うには、同期の方法を別に用意する必要があると公式ヘルプは説明しています(公式:Sync your notes across devices)。Obsidian Syncを使う場合の設定はObsidian Syncの使い方で扱っています。

Obsidianで最初のVaultを作る・開く

この節の手順は公式ヘルプの記述に基づきます。今回はアプリを起動していないので、画面の見た目は確かめていません。公式ヘルプによると、初めてObsidianを開くと保管庫の追加を求められ、次の二つから選びます(公式:Create a vault)。

選ぶもの向いている場面
保管庫を新規作成ノートをこれから書き始める
保管庫としてフォルダを開く使いたいフォルダがすでにある

空の保管庫を作るときの手順です。項目名は日本語版の公式ヘルプの表記に合わせました。

  1. 保管庫を新規作成の右にある「作成」を選ぶ。
  2. 保管庫の名称に名前を入れる。
  3. 「閲覧」で保存する場所を選ぶ。
  4. 「作成」を選ぶ。

既存のフォルダを使うときは、保管庫としてフォルダを開くの右にある「開く」を選びます。フォルダを選んでもう一度「開く」を押せば完了です。

保管庫の名前はフォルダの名前と同じになります(公式:保管庫の管理)。業務で使うなら、最初は「業務メモ」のように一つ作り、会議メモや引き継ぎのメモを書いて慣れるとよいでしょう。分け方や置き場所の決め方はObsidian Vaultの作り方で説明しています。

ノートは、保管庫のフォルダにMarkdown形式の文字のファイルとして保存されます(公式:How Obsidian stores data)。保管庫の中にもう一つの保管庫を作らないよう、公式ヘルプは勧めています。内部リンクが正しく更新されない場合があるためです。

Vaultのノートは手元のMarkdownファイルなので、あとでAIツールと一緒に使う資料の置き場にもなると編集部は考えています。どこまで役立つかは使い方次第です。つなぎ方の一例はObsidianとClaude Codeの連携方法で紹介しています。

Obsidianのアップデートとインストーラー更新

入れたあとの更新は、パソコンとスマホで仕組みが違います(公式:Obsidianのアップデート)。

端末更新の仕組み
パソコン定期的に確認し、自動更新なら再起動時に適用
スマホ端末のアプリストアから更新

パソコンでは、設定 → 一般の上部でアプリとインストーラーの版を確認できます。更新があるかどうかは「アップデートを確認」で調べます。新しい版があれば、再起動して適用する流れです。

パソコン版には、自動更新では入れ替わらない部分があります。土台に使っているElectronという仕組みの版で、公式ヘルプでの呼び名はインストーラーの版です。更新が必要なときは、リリースノートやObsidianの通知で案内されます。その場合の手順は次のとおりです。

  1. 公式ダウンロードページでインストーラーを保存する。
  2. 開いているObsidianを閉じる。
  3. 上のWindowsかMacの手順で入れる。

先にアンインストールする必要はないと公式ヘルプは書いています。入れ直すときも、最初と同じく配布元から始めてください。

Obsidianを社内で入れるときの手順書

複数の人に入れてもらうなら、この記事の内容を社内の手順書にしておくと説明が楽になります。書いておきたいのは次の四つです。

  • 入手先。公式ダウンロードページと公式ストアのリンク。
  • 確かめること。アドレスがobsidian.mdであること。Macで記録を残すならSHA-256の照合。
  • 最初の保管庫。名前と保存場所の決まり。
  • 更新。インストーラー更新の案内が出たときの連絡先。

保存場所を会社の共有フォルダやクラウドにするかどうかは、同期や情報管理の決まりとあわせて判断が要ります。PLaiのAI社員導入支援では、こうした社内手順を整理し、AIと一緒に使える形へつなげています。手順書をどこまで書くか迷うときは、今の社内ルールを持ち寄ってご相談ください。

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株式会社PLai 代表取締役 市岡直人
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参考資料・出典

製品の機能・仕様や外部の発表は、以下の資料を参照しています。PLaiの運用例・実績と、公式の説明を分けてご覧ください。