この記事は、2026年11月5日に確認した公式リリースノートと公式ドキュメントをもとに改稿しています。

CLAUDE.mdが読み込まれないと感じたら、ファイルの配置・読み込まれるタイミング・利用しているClaude Codeの版を分けて確認します。下位フォルダのCLAUDE.mdは、起動時からすべて読み込まれるわけではありません。さらに、Bashで対象ファイルを開いた際にルールが読み込まれない不具合があり、v2.1.293で修正されています。

本記事は公式リリースノートの読み込み修正と、公式のメモリ管理資料をもとに、読み込み確認を絞って説明します。配置や書き方の全体像はCLAUDE.mdの書き方で確認できます。

CLAUDE.mdが読み込まれるタイミング

作業ディレクトリと、その上の階層にあるCLAUDE.mdは、セッション開始時に読み込まれます。作業ディレクトリより下にあるCLAUDE.mdは、その配下のファイルを扱うときに読み込まれます。下の階層のファイルが起動時の一覧に出ないことだけで、読み込み失敗とは判断できません。

起動時のファイルは/context allのMemory filesで確認します。下位階層のファイルは、読み込み時に表示されるLoadedとパスを確認します。指示ファイルが読み込まれたかと、実際の回答が指示に従ったかを分けて確かめるのがポイントです。

CLAUDE.mdがBash経由で読み込まれない不具合

フォルダごとにCLAUDE.mdを置いたり、特定のパスだけに効くルールを書いたりしている人に関係する修正です。以前は、ClaudeがReadツールではなくBashのcatやgrepでファイルを見ると、そのルールが読み込まれないことがありました。v2.1.293では、1つのファイルを対象にしたcat・head・tail・sed -n・grepでも読み込まれるよう修正されています。

「下の階層のルールを無視された」と感じていた場合は、更新後に同じ作業で確かめます。利用している版と、どのツールでファイルを開いたかを記録すると、配置の問題とこの不具合を分けて調べられます。

読み込みの修正を確認する小例:練習用のsamples/CLAUDE.mdに「この配下の説明は3項目で返す」と書き、samples/example.txtへ短い説明を置きます。新規セッションからその1ファイルだけをReadで読み、別の新規セッションでは単純なcat samples/example.txtで読ませます。起動時に読み込まれるファイルは/context allのMemory filesで、下位階層のファイルは読み込み時のLoaded表示で確かめます。読み込み表示と、3項目で返答したかは分けて記録します。先の会話を使い回すと、前に読んだ指示が残って比較できません。

CLAUDE.mdの読み込み修正が入った版を確認する

claude --version

Bashの単一ファイル閲覧に関する修正はv2.1.293に含まれます。古い版なら、公式のセットアップ資料で導入方法に合う更新手順を確認してください。ネイティブ版は自動更新があり、HomebrewやWinGetによる導入は既定で自動更新されません。

更新後は、同じ対象ファイル・同じ依頼で読み込み表示と結果を確かめます。設定ファイルの配置を変える場合も、一度に複数の条件を変えず、何が結果に影響したかを残します。

CLAUDE.mdが読み込まれないときのよくある質問

読み込まれたのに指示どおりにならないのはなぜですか?

CLAUDE.mdはClaudeへの指示として扱われます。読み込みの確認ができたら、指示が具体的か、ほかの指示と矛盾していないかを見直します。配置と書き方の例はCLAUDE.mdの基本解説にまとめています。

下位フォルダのCLAUDE.mdがMemory filesに出ません。

下位階層のファイルは必要になった時点で読み込まれるため、起動時の一覧に出ない場合があります。その配下のファイルを読ませたときのLoaded表示で確認します。

まとめ:CLAUDE.mdの配置と読み込み表示を照合する

CLAUDE.mdが効いていないように見えるときは、起動時に読むファイルか、下位階層で必要になったときに読むファイルかを分けます。Bashでの閲覧に関係する場合は利用版も確認し、読み込みの表示と返答を別々に記録してください。