Claude Codeの使用量が急に増えたと感じたら、まず/usageを開きます。プランの残りに加えて、直近24時間と7日間で「何が使用量を増やしているか」を、サブエージェント・MCPサーバー・長い会話などの割合で表示します。claude -p /usageと打てば、同じ内容を文字だけで出力でき、ファイルに保存したり人に見せたりできます。

Claude Codeを率いるAnthropicのBoris Chernyさんは日本時間2026年10月12日8時29分、「Max 20xプランの上限を19時間で使い切った。上限が減ったのか」という利用者の投稿に、「こちらでは何も変えていない。このコマンドで使用量の履歴を出してくれれば調べる」と返信し、claude -p /usage | pbcopyを案内しました。別の利用者がその出力を貼ると、Borisさんは内訳で一番大きかったプラグインのサブエージェントを指して、「そのプラグインを無効にして様子を見てほしい」と答えています。投稿は10月14日に、公式資料は10月19日に確認しました。編集部の実演は10月15日のものです。

元資料:Boris Chernyさんの返信(claude -p /usage で使用量の履歴を出す)。投稿は2026年10月14日確認。公式のコマンド・費用管理資料は10月19日確認。

使用量が急に増えたら、まず/usageを見る

上限に届くのが早すぎると感じた時、最初に疑いたくなるのは「上限そのものが減った」ことです。今回の利用者もそう考えて投稿しましたが、Borisさんの答えは「変更はない。まず/usageの出力を見せてほしい」でした。上限が変わったかどうかを推測する前に、自分の使い方のどこが使用量を増やしているかを確かめる、という順番です。

/usageはClaude Codeの中で打つコマンドで、ふだんは対話の途中で、使用量を確かめる専用の表示が開きます。claude -p /usageのように、ターミナルから-pを付けて渡すと、画面を開かずに結果だけを文字で出力します。Borisさんが| pbcopyを付けたのは、その文字をMacのクリップボードへ入れて、返信に貼ってもらうためです。

残りの利用枠だけを確認したい時は、claude.aiの設定→使用量でも見られます。ここで扱う「何が使用量を増やしているか」の内訳は、Claude Codeの/usageで、このパソコンの履歴をもとに読む情報です。

/costや/statsは/usageの別名で、同じ画面が開きます(/statsは統計のタブを開いた状態で始まります)。

  • 手元で読むだけなら:claude -p /usage
  • Macでそのまま貼り付けたいなら:claude -p /usage | pbcopy
  • ファイルに残して、後で比べたいなら:claude -p /usage > usage.txt
使用量が急に増えたときは、/usageを見る、多い項目を探す、止めて比べる、の順に調べる概念図
使用量が急に増えたときの調べ方編集部制作の概念図です。/usageで内訳を見る→多い項目を探す→条件をそろえて1項目ずつ変える、の順に調べます。
編集部の説明図(Image 2.5生成)。画像はタップで原寸表示。

/usageで分かる使用量の内訳

公式資料によると、Pro・Max・Team・Enterpriseのプランでは、/usageに次の情報が並びます。表の英語の表示名は、編集部の実出力と公式資料で確認しました。

表示何が分かるか
Current session/Current week今の利用枠と今週の枠を何%使ったか、いつ戻るか。モデルごとの週の枠が別にある場合はその行も出る
What's contributing to your limits usage?使用量を増やしている要因。直近24時間と直近7日間に分けて表示する
使い方の傾向(例:subagent-heavy、>150k context)サブエージェントを多く使う会話、会話の長さが15万トークンを超えた状態での使用、キャッシュが効かなかった分など、最近の使用量の10%以上を占める使い方
Top subagents など(項目別の割合)スキル・サブエージェント・プラグイン・MCPサーバーごとの割合
ループの行/loopなどの定期実行のうち、使用量の多いもの(v2.1.242以降)

読むときの注意が4つあります。

  • このパソコンの記録だけ:内訳は、このパソコンにある会話の記録から計算した目安です。ほかのパソコンやclaude.aiでの利用は入りません。
  • 割合は足し算ではない:出力にも「Behaviors are independent characteristics, not a breakdown」と書かれます。Borisさんへの返信に貼られた出力では、直近24時間で「サブエージェントの多い会話」が100%、「8時間以上続いた会話」が99%、「15万トークンを超えた状態での使用」が89%でした。同じ使用量を別の見方で数えたものなので、合計しても100%にはなりません。
  • 古い数字のことがある:利用枠の割合を取得できなかった時(多くは取得先の回数制限)、/usageはこのパソコンで過去60分以内に読み込んだ値を「Showing last-known usage」と添えて表示します。60分以内の値がなければエラーになります。対話の画面ではrキーで取り直せます。
  • 対話の画面では切り替えられる:対話の画面ではdキーとwキーで24時間と7日間を切り替えます。Borisさんへの返信に貼られたclaude -p /usageの出力では、両方が続けて表示されていました。

編集部の実演:使用量を日次・週次で見比べる

2026年10月15日、Claude Maxで認証したMac Studioのターミナルで、Claude Code 2.1.300を使って確かめました。最初にclaude -p /usageの出力を保存し、その後、対話の/usage画面で期間を切り替えています。

文字出力:24時間と7日間の内訳をまとめて保存できた

16時7分ごろの文字出力には、Last 24hとLast 7dが両方入りました。例えば「4つ以上の会話を同時に動かしていた間の使用量」は24時間で73%、7日間で55%。サブエージェントの多い会話は34%と36%、15万トークン超の文脈での利用は20%と33%でした。1台の過去の使い方を示す値で、ほかの人の標準値ではありません。

実際の入力では、普段の個人設定やMCP接続を読み込まずに試すため、--setting-sources project --strict-mcp-config --mcp-config empty.json --no-chromeを付けました。これはこの実演の隔離条件です。手元で表示を見る通常の入口はclaude -p /usageです。

編集部で試した入力と結果

使用環境:Claude Code CLI(Mac Studioのターミナル。print出力と対話の/usage画面) / Claude Code 2.1.300

今回、実際に入力した内容
claude -p /usage --setting-sources project --strict-mcp-config --mcp-config empty.json --no-chrome | tee ../raw/recorded-usage.txt
実際に得られた結果
You are currently using your subscription to power your Claude Code usage

Current session: 12% used · resets Oct 15 at 6:30pm (Asia/Tokyo)
Current week (all models): 85% used · resets Oct 17 at 3am (Asia/Tokyo)
Current week (Fable): 3% used · resets Oct 17 at 3am (Asia/Tokyo)

What's contributing to your limits usage?
Approximate, based on local sessions on this machine — does not include other devices or claude.ai. Behaviors are independent characteristics, not a breakdown.

Last 24h · 6577 requests · 567 sessions
  73% of your usage was while 4+ sessions ran in parallel
  34% of your usage came from subagent-heavy sessions
  20% of your usage was at >150k context
  Top subagents: general-purpose 16%, quality-reviewer 1%
  Top MCP servers: claude-in-chrome 27%, claude.ai Gmail 1%

Last 7d · 36935 requests · 3059 sessions
  55% of your usage was while 4+ sessions ran in parallel
  36% of your usage came from subagent-heavy sessions
  33% of your usage was at >150k context
  Top subagents: general-purpose 11%, quality-reviewer 2%
  Top MCP servers: claude-in-chrome 29%, claude.ai Gmail 1%

実際に得られた/usageの出力全文を保存 ↓10月15日16時7分ごろ、claude -p /usageで得られた出力です。同日16時41分ごろの対話画面とは取得時刻が違います。出力本文は変更していません。

対話画面:wで7日間、dで24時間に切り替えられた

続いて16時41分ごろ、対話の/usageを開き、まず日次表示を読みました。下の画面では、4つ以上の会話を並列で動かしていた間の使用量が70%と表示されています。

①直近24時間の使用量を見る。Claude Codeのターミナル画面に期間と使い方ごとの割合が表示されている。
①直近24時間の使用量を見る2026年10月15日16時41分ごろの編集部のMac Studioです。①Last 24hが選ばれ、②4つ以上の会話を同時に動かしていた間の使用量が70%と表示されました。③下のd・wが期間切り替えのキーです。
実操作のスクリーンショット(赤枠・番号のみ後付け)。画像はタップで原寸表示。

wキーを押すと、期間表示がLast 7dへ変わりました。同じ並列利用の項目は55%です。最後にdキーを押すと日次へ戻りました。日次と週次では集計期間が違うので、70%から55%へ使用量が減ったという意味にはなりません。

②wキーで直近7日間へ切り替える。Claude Codeのターミナル画面に期間と使い方ごとの割合が表示されている。
②wキーで直近7日間へ切り替える同じ操作の続きです。①wキーでLast 7dに切り替えると、②4つ以上の会話を同時に動かしていた間の使用量は55%になりました。期間が違う集計なので、70%から使用量が減ったことを示す数字ではありません。
実操作のスクリーンショット(赤枠・番号のみ後付け)。画像はタップで原寸表示。
実操作の録画:/usageを開き、日次→週次→日次へ切り替える2026年10月15日、Mac StudioのターミナルでClaude Code 2.1.300の/usageを開き、d・wで表示を切り替えた60秒の連続録画です。早送りはしていません。
実操作の連続画面収録(約50.0fps・実際の取得間隔で再生)。再生ボタンで操作の流れを確認できます。

この実演で確認したのは、文字出力を保存できることと、対話画面の期間を切り替えられることです。使用量を減らす設定変更や、プラン上限の変更の有無までは検証していません。文字出力と対話画面は取得時刻が違うため、73%と70%の差も削減効果として扱えません。

使用量の内訳を見て、減らす手順

Borisさんの2つ目の返信は、内訳を見た後の動き方の見本です。貼られた出力では、直近24時間の使用量の100%が「サブエージェントの多い会話」、99%が「8時間以上続いた会話」、89%が「会話の長さが15万トークンを超えた状態での使用」でした。サブエージェント別では、あるプラグインのサブエージェントだけで、直近24時間の使用量の51%を占めていました。Borisさんはそのプラグインを名指しして、まず無効にしてみるよう勧めています。

ここからは、公式資料の「使用量が長い会話で増える理由」と「使用量を減らす方法」を、内訳の項目ごとに整理した編集部のまとめです。1つ変えた後は、同じ程度の作業量と期間で観察します。直近24時間・7日間には変更前の利用も残るため、すぐに割合が下がるとは限りません。割合だけでなくリクエスト数や実際に上限へ届く頻度も合わせて見ます。

内訳に多く出たものまず試すこと
特定のサブエージェント・プラグイン/pluginでそのプラグインを一時的に無効にする。サブエージェントに小さいモデル(model: haikuなど)を指定する
会話の長さが15万トークンを超えた状態での使用別の作業に移る時は/clearで始め直す。/compactは会話全体を読むので、それ自体が大きなリクエストになる
8時間以上続いた会話会話を開いたままにしない。定期実行(/loop)や、ほかの会話からのメッセージ、/goalの確認が、放置中も会話全体を送ることがある
MCPサーバー使っていないものを/mcpで止める。ghなど同じことができるコマンドがあれば、そちらを使う
キャッシュが効かなかった分サブスクリプションの会話はキャッシュが1時間(使用量クレジットで続けている間は5分)残る。それ以上手を止めた後は、次の1通で会話全体を読み直すので、長く離れる前に区切り、戻ったら/clearで始め直す(Pro・Maxでは、長く離れた後に大きな会話を再開すると、要約から続けるかを聞かれる)

キャッシュの残り時間については、プロンプトキャッシュの記事で詳しく説明しています。

使用量の確認でよくある質問

/usageを実行すると、それ自体で使用量は減りますか?

公式資料には、/usageなどのコマンドが状態を確かめるために小さなリクエストを送ることがある、と書かれています。会話の中で何かを頼む場合と比べればごくわずかです。

ほかのパソコンやclaude.aiで使った分も内訳に入りますか?

入りません。内訳はこのパソコンの会話の記録から計算した目安です。上の利用枠の割合はClaudeのサーバーから取得した数字なので、内訳とは一致しないことがあります。

APIキーで使っている場合も同じ表示ですか?

APIキーの場合は、/usageの先頭に今の会話で使ったトークン数と、定価で計算した金額の目安が出ます(管理者がmodelPricingを設定した組織では、その設定レートを使います)。請求の正本はClaude ConsoleのUsageです。プランの利用枠と、ここで紹介した内訳はPro・Max・Team・Enterpriseのプランの表示です。

上限に届いて止まったら、どうすればよいですか?

止まった時の表示に、枠が戻る時刻が出ます。プランの枠はモデル全体で共通なので、/modelで別のモデルに替えても戻りません(モデル別の枠を使い切った場合は別です)。待てない時は、使用量クレジットを有効にして続ける方法があります。Pro・Maxでは/usage-creditsで設定画面が開き、Team・Enterpriseで請求の権限がない人は、同じコマンドで管理者に依頼を送ります。Team・Enterpriseでは、利用枠はClaudeのチャットやCoworkと共有です。

上限が本当に変わったかどうかは、どこで分かりますか?

今回の投稿でBorisさんは「こちらでは何も変えていない」と答えています。プランの上限についてはClaudeのヘルプセンターが案内先です。まず/usageの内訳で自分の使い方を確かめると、問い合わせる時にも話が早く進みます。

まとめ:使用量が増えたら、/usageの内訳を見てから1つずつ減らす

Claude Codeの利用枠が想定より早く減る時は、上限の変化を疑う前に/usageを開きます。claude -p /usageなら文字だけで出力でき、保存も共有もできます。内訳で大きい項目を1つ選んで、プラグインを止める、会話を始め直す、同時に動かす会話を減らす(公式資料も、複数を同時に動かす使い方で費用が増えると説明しています)などを試し、もう一度/usageで比べてください。チームで使い方を見直したい場合は、PLaiのAI社員導入支援でも相談を受けています。