Claude Codeをバックグラウンドで使う方法は、Bashコマンドだけを裏で動かす方法と、会話全体をバックグラウンドセッションにする方法に分かれます。テストの終了を待ちながら会話を続けたいなら前者、ターミナルを空けてClaudeの作業を続けたいなら後者を選びます。
操作と利用条件は公式資料をもとに説明しています。2026年11月5日確認。
Claude Codeのバックグラウンド実行は2種類ある
| 目的 | 使う機能 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 長いテストやビルドの間も同じ会話を続ける | Bashコマンドのバックグラウンド実行 | /tasksとタスクの出力 |
| 会話全体を裏へ回し、あとで戻る | バックグラウンドセッション | claude agents・claude attach・claude logs |
例えば「テストを動かしながら設計の相談を続けたい」なら、会話をそのままにしてテストだけを背景へ回せば足ります。「調査と修正を一式頼み、別の会話で仕事を進めたい」なら、セッション全体を背景へ送る方が目的に合います。
この違いは、終了時の動きにも関係します。Bashの背景タスクは元のClaude Codeセッションを終了すると終了します。セッション自体を背景へ移せば、その中の背景タスクも引き続き動けます。根拠は公式の背景Bashの説明です。
Bashコマンドをバックグラウンドへ回す
Claudeに「このテストをバックグラウンドで実行して」と頼むか、通常のBashツールが実行中のときにCtrl+Bを押します。tmuxではプレフィックスキーと重なるため、Ctrl+Bを2回押します。
背景へ移るとタスクIDが返り、出力はファイルへ記録されます。Claudeはその出力を読みながら、別の質問にも答えられます。実行中タスクは/tasksから確認できます。
編集部の依頼例なら、次のように結果としてほしい内容まで指定します。
テストをバックグラウンドで実行してください。
終わったら終了状態と、失敗したテスト名をまとめてください。
この依頼ではコードを修正しないでください。
背景化した直後の応答は、テスト結果ではありません。タスクIDと、最後に得られた結果を分けて見ます。テストなら終了コードと失敗件数、開発サーバーなら起動ログと接続先、というように、そのコマンドの完了条件を決めておくと確認が明確になります。
会話全体をバックグラウンドへ送る
続けている会話を裏へ移すには、対話内で/bgまたは/backgroundを使います。公式資料では、返答中に実行した場合も、返答は背景のセッションで続くと説明されています。詳細はセッションの背景化を参照してください。
最初から背景で依頼を始める場合は、シェルから次の形で起動します。以下はファイル変更をしない調査を頼む入力例です。
claude --bg "READMEを読んで、セットアップに必要な手順を整理してください。ファイルは変更しないでください。"
依頼文は--bgの後の引数です。claude -pは非対話の実行に使う別の入口で、--bgと-pは併用できません。未信頼の作業フォルダでは先に信頼の確認が必要で、確認画面を出せないスクリプトでは起動が止まることがあります。
/forkは現在の会話のコピーを背景へ送り、元の会話も続ける機能です。今の作業をそのまま移すなら/bg、別の方向へ分岐したいなら/fork、と分けます。
バックグラウンドの進捗を見て、会話へ戻る
背景で開始すると、セッションの短いIDと管理用コマンドが表示されます。そのIDを使って対象を選びます。
| やりたいこと | コマンド |
|---|---|
| セッションの一覧を見る | claude agents |
| 対象の会話へ入る | claude attach <id> |
| 最近の出力を見る | claude logs <id> |
| 対象のセッションを止める | claude stop <id> |
一覧にあること、処理が進んでいること、依頼が完成したことは、それぞれ表示と成果物で確かめます。出力が質問で終わっていれば、会話へ戻って回答します。ファイルの修正を任せたなら、最後の説明に加えて差分とテスト結果を確認してください。
作業場所にも注意します。claude --bgなどから始めたセッションは、編集前に専用のGit worktreeへ移る場合があります。一方、既存の会話を/bgで背景へ送った場合は、その作業場所が引き継がれます。修正が見当たらないときは、元のフォルダだけでなく対象セッションの作業場所を確認します。
バックグラウンド実行は、端末の終了と停止を区別する
バックグラウンドセッションは手元のマシンで動きます。公式資料では、スリープでセッションは保持され復帰時に再接続されますが、マシンをシャットダウンすると停止すると説明されています。端末から離れることと、マシンの稼働を止めることは分けて考えてください。
また、背景へ回しても契約の使用量は消費します。複数のセッションを同時に走らせるなら、それぞれの担当と完了条件を分けます。同じファイルを別々に修正させる場合は、成果をどの順序で合わせるかも決めておきます。
「毎朝決まった時刻に実行する」という繰り返しの設定は、バックグラウンド化だけでは作られません。時刻や繰り返しを指定する場合は、Claude Codeの定期実行で、実行する場所と継続する条件を確認してください。
バックグラウンド実行でよくあるつまずき
Ctrl+Bで背景へ移らないときは?
Bashツールの実行中かを確認します。tmuxなら2回押します。背景タスクを無効にするCLAUDE_CODE_DISABLE_BACKGROUND_TASKSやbare modeを使っている場合も、この機能は使えません。
--bgと-pを付けると起動できないのはなぜ?
--bgは後で会話へ入れる対話セッション、-pは非対話実行のため、併用を受け付けません。背景セッションが目的なら、-pを付けずに依頼文を渡します。
まとめ:背景へ回す対象を決めてから始める
一つのコマンドを待ちたいならCtrl+Bや背景実行の依頼、会話全体を移したいなら/bgを使います。開始後は、対象のID、実際の作業場所、最後の結果を確認すると、複数の仕事を追いやすくなります。





